築18年になるK様邸。十数年前、まだご健在だったお父様と同居することになり、ダイニングキッチンを二部屋に分割するリフォームを実施されています。しかしながら、お二人のお子様が独立後、2階の二部屋が使われていなかったそうです。
「もう、物置同然でしたから、そこをなんとかしたいと思っていました」と奥様。「実は、主人の定年後は一緒に旅行を楽しもうという想いがあったんです。ところが母に介護が必要になり、自宅でなければいやというものですから、夫婦揃っての旅行が無理になってしまって……。だったら、家の中に居心地のいい空間を創って楽しく過ごしてもらおうと、リフォームを思い立ったんです」と、その経緯を話してくださいました。
「もともとクラシックや映画音楽が好きで、CDなども集めてはいたんですが、オーディオに凝るというほどでもなかったんです。しかし、リフォームの話が持ち上がり、そこからはAV機器はもちろん、部屋の部材なども徹底的に調べました」とご主人。
担当である溝田にご相談いただいたのが、昨年の夏。「プランがまとまったら連絡する」ということで、その後は、インターネットを駆使して情報を収集。今年の2月初旬には、ほぼプランがまとまって、具体的な発注となりました。

「実は、孫たちを春休みに預かることになっていまして、3月中旬までに完成をという無理を聞いていただきました」とご主人。
しかしながら、使用する部材まで具体的なプランが固まっていたこともあり、打ち合わせに手間取ることもなく、スムーズに工事に着手。ご希望通りの引き渡しとなりました。
「仕上がりには満足していますよ。防音仕様とか、専門的な音響空間ではないのですが、音漏れも、室内ドアから漏れる程度で、外部には問題ありません。何より、エコカラットとカーペットの効果でしょうか、音がとてもやわらかいんです。孫はもちろん、他の家族もほとんど立ち入りませんから、私だけの特等席ですね」と、ご主人も満足そうです。