結婚されて5年目というM様ご夫妻。これまでは賃貸住宅にお住まいでしたが、そろそろ持ち家をと検討し始めた頃、奥様のご実家が空くことになったのだとか。
「両親が数年前に都心のマンションに移り、その後、姉の家族が住んでいたんですが、こちらもマンションを買うということで、ちょうどタイミングが合った感じです」と、奥様がその経緯を語ってくださいました。
「当初は、建て替えることも視野に入っていたんです。工場見学に行って、花房さんと最初にお話した時も、双方向で進めましょうということでした」とご主人。しかし、「主人と何度も話し合って、同じ広さで新築となると費用的にも大変だし、リフォームでも30年くらいは十分に暮らせるということで決めました。私自身、子供の頃から過ごした家で愛着もありましたから」ということで、「細かく区切られていなくて、白くてきれいな家」というイメージでのプランづくりが始まりました。

「間取りは同じで、それぞれの機能をアップするだけなら簡単なんでしょうが、やはりリビングを広くしたいとか、もっと大きなお風呂がいいとかとなってくると、間取りを動かすしか方法がないわけで、その点では迷いましたね。最初は、玄関に土間収納や手洗いを設けたら、帰宅した時に便利だとか、いろいろ希望はあったんですが、諦めるところは諦めて（笑）」とご主人。奥様も「打ち合わせの段階で、いろいろな展示場を見せてもらって、どんどん夢が膨らみました。キッチンのカウンターもその一つで、別注品ということでビクビクしましたが、今しかできないことと楽しみました」と、週1回程度の打ち合わせは順調に進行。2ヶ月ほどをかけて、昨年11月に着工し、年末には引渡しとなりました。
「以前は、ダークウッドというか、当時流行りの色調だったんですが、望みどおり白を基調にした明るい部屋に生まれ変わって大満足です」と奥様。ご主人も、「家内が生まれ育った家で、こうして僕たち家族が新しい暮らしを育んでいけるというのが、なんだか感慨深いですね。それにふさわしいリフォームができたと思います」と、大満足のご様子でした。