家事を手伝いやすくする4つのポイント |
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他の家族が楽しげに話し合ったり、テレビを見ている時に、一人だけ淋しく調理や後片づけ、アイロンがけなどをするのはつまらないですね。家族とおしゃべりしたり、テレビをちょこっと覗きながらなら、疎外感を感じることなく、家事も楽しくできます。だから、家族の気配を感じられる場所、「ながら」作業のできる間取り、面倒さの少ない収納スタイルなど、家事が楽しくなる様々な工夫で「思わず家事を手伝いたくなってしまう」住まいを実現しましょう。 |
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家事を手伝いやすくするポイントは次の4つです。
(1)家事を手伝う人が孤立してしまわない仕掛け
(2)単純な家事作業を飽きないようにする工夫
(3)片付けが楽しくなるような習慣づけ
(4)お手伝いしやすくなる場所の配慮 |
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パパのお手伝いまで加速するかも。 |
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(1)の、家事を手伝う人が孤立してしまわないようにする仕掛けは、家族との接触を保てる空間、つまりオープンキッチンやファミリールームの一画にある家事コーナー、リビングと一体化したテラスでDIYなどと、側にいる家族の気配を感じながらお手伝いできるようにすること。それなら、淋しさを感じることもなく、お手伝いもはかどります。
(2)単調な家事作業を飽きないようにする工夫は、まず「ながら」作業ができるようにすること。例えば、調理と並行作業が可能なランドリースペースなら飽きている暇はありません。 あるいは、テレビを見ながら、音楽を聞きながらなら、家事の手もはずみそう。英語リスニングの「ながら」作業なら、あまり生産的だとは思えないお風呂掃除も、とても有意義な時間になりそうですね。 |
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(3)の、片付けが楽しくなる習慣づけは、なによりも、使用する「その場」で収納できるようにするなど、面倒のない収納場所と収納ルールを作ることです。お料理などを作りながら、並行して片付けていければ、収納快感?は一段とアップ。さらに、例えば廊下などに、 家族めいめいの持ち物を集約収納できるファミリークローゼット(家族一人一人の収納扉があるクローゼット)があれば素敵ですね。みんなで「片付け上手」を競い合うようになればシメシメです。
(4)は、お手伝いしやすくなる場所の配慮。昭和の時代以前の大家族の食事風景を写真などで見たことのある人も多いでしょう。土間の腰掛けに座るお母さんは配膳に大忙し。一段上の板の間に、女性や子供たち、そして最上段の畳の間には長男をはじめ男性陣が顔を並べ、最奥に一家の当主が鎮座するというものものしさ。これでは、いくら開明的なお父さんでも、ちょっと台所のお手伝いというわけにはいきません。ならば逆手をとって、ダイニングテーブルのキッチンに一番近い位置にパパを座らせちゃおう。食事中に温め直してもらったり、冷蔵庫から冷たいビールを取り出してもらったり……パパの家事手伝いが加速すること間違いなし。 |
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