| 竜巻やダウンバースト、さらにはスーパー台風の驚異が |
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 最近、私たちを取り巻く気象環境は以前よりも激しさが増し、豪雨や風の脅威が大きな問題になっています。
風害は、風によって引き起こされる災害全般のこと。主に台風や低気圧による強風（暴風）、竜巻やダウンバースト、旋風などによる突風などが原因となります。さらに、風害には豪雨を伴うことが多く、風水害として脅威が増すことも多くなっています。
特に最近では竜巻やダウンバーストが大きな問題としてクローズアップされています。竜巻もダウンバーストも昔の日本の気象環境では、あまり見られなかったものだと思われがちですが、そんなことはありません。太古の時代より、日本でも竜巻は多く発生していたそうですが、情報として衆知にいたらなかったケースや、突風ですまさせるものが多かったようです。ただし、一因として温室効果ガスの増加が大気の状態を不安定にしているという説もあります。
竜巻とは、積乱雲や積雲に伴って発生する鉛直軸をもつ激しい渦巻き。竜巻の中心は周囲より気圧が低くなっているため、地表面の近くでは、猛烈な風が渦に向かって内側に、通常は反時計方向に回転しながららせん状に吹き、家屋などに被害を与えることもしばしばです。2013年に埼玉県の越谷市一帯に被害をもたらした竜巻は記憶に新しいところです。
ダウンバーストは、積雲や積乱雲から爆発的に吹き降ろす気流、およびこれが地表に衝突して吹き出す破壊的な気流のこと。わが国で起きた強烈なダウンバーストとしては、2008年7月に東京都で発生したものなどがあります。 |
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 こうした突風以外にも、地球温暖化にも起因すると言われる、途方もない破壊力の「スーパー台風」がもたらす風害の恐怖にも脅かされます。今年の３月にマーシャル諸島近海で発生した台風第４号は3月としては観測史上最大の勢力にまで成長したスーパー台風だとか。 |
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| 風害から身を守るために |
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風害から身を守るためには、正確な気象情報を収集し、早めに安全な場所に避難することが重要です。また、避難する時間が少ない竜巻等から身を守るには、次のことを心掛け、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めましょう。
1. 竜巻が発生するような発達した積乱雲の近づく兆し
（a）真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
（b）雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
（c）ヒヤッとした冷たい風が吹き出す
（d）大粒の雨やひょうが降りだす
2. 発生時に屋内にいる場合
（a）窓を開けない、窓から離れる、カーテンを引く
（b）雨戸・シャッターを閉める
（c）１階の家の中心に近い、窓のない部屋に移動する
（d）頑丈な机やテーブルの下に入り、両腕で頭と首を守る
3. 発生時に屋外にいる場合
（a）車庫・物置を避難場所にしない
（b）橋や陸橋の下に行かない
（c）近くの頑丈な建物に避難する、又は頑丈な構造物の物陰や近くの水路やくぼみに身を伏せ、両腕で頭と首を守る
（d）電柱や太い樹木であっても倒壊することがあり危険であるため近づかない |
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