キッチンに小上がりの畳スペースを隣接させれば、昔の「茶の間」とも呼べるような、素敵な「食」と「やすらぎ」の空間が出来上がります。ダイニングスペースを小上がりにして、掘りゴタツスタイルで畳の上に腰を下せば、テーブルとチェアではなかなか味わうことのできない、日本ならではの夕餉(ゆうげ)の親しみ深さと寛ぎに、思わず団らんの時間が長くなってしまうのは間違いありません。
小上がりの畳スペースは縁をベンチとしても使えます。ちょっと休憩したり「立ち話もなんだから」という時には重宝します。ベンチ感覚で腰掛けるなら40cm程度の高さは欲しいところです。
また小上がりの畳スペースは、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをするなど、家事スペースとしてもとても便利です。 |
|
さらに、小上がりの畳スペースには大きなメリットがあります。畳の下が大きな収納スペースになる点です。畳をフタにして跳ね開けるタイプや、収納部が引き出しになるタイプ、両方を併用するタイプなどがあります。使い勝手は引き出しタイプが勝りますが、引き出す側に空間のゆとりが必要なのは言うまでもありません。いずれにしても、収納容量を確保するためには、立ち上がりの高さは30cm以上。ベンチとしての利用も考えれば、やはり椅子の座面高とほぼ同じの、40cmの高さがベストのようです。 |
|
*使い方によって、小上がりの最適な高さは異なります。また、室内に設置する設備や仕様によっては、ご希望の高さが確保できない場合もあります。 |