vol.6 賀茂なす・ナツメ入り田楽
14/09/11 up
京都上賀茂地域で栽培されている丸なす。
肉質は細かくずっしり重みがあります。
田楽や、揚げ物に向いています。
なつめも今が旬の食材。 干しナツメは中国や韓国では古くから効用が見出され、薬膳料理に用いられています。乾燥させたナツメの実は大棗(タイソウ)と呼ばれる漢方薬で強壮・鎮痛・補血・利尿といった効能があるとされています
(2人分)
- 賀茂ナス…1個
- 赤みそ…50g
- 砂糖…大さじ2
- 醤油…小さじ1/2
- 出汁…50ml
- 乾燥ナツメ…小2個
1 | 賀茂なすは半分に切り、果肉に切れ目を入れ、油で素揚げする。 |
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2 | 上記、ナツメ以外の調味料を鍋に入れ、弱火でよく練り込む。 |
3 | なつめは水で戻しでみじん切りにする。 |
4 | 1の茄子の表面に、2の田楽味噌を塗り、ナツメを散らし、180℃のオーブンで5~6分焼く。 |
●「白露」 (はくろ) 九月八日~九月二十二日
大気が冷えてきて、露を結ぶ頃。
草木に降りた梅雨が白濁したように見えることを、夏から秋への交代期の目印としたそう。
ちょうど、秋三か月の真ん中「仲秋」を迎える季節でもあります。
●旬の野菜 「茄子」 「ナツメ」
栽培の歴史が古いだけに、各地方の気候風土によってさまざまな在来種があります。
茄子の濃紺色はアントシアニンの一種、ナスニンという色素。
抗酸化作用があり、血管を綺麗にし動脈硬化や高血圧を予防する効果もあると言われています。
●レシピ提供
髙木 由佳 (たかき ゆか) フードビジネスコーディネーター
食品メーカーの食品開発プロデュースや、レストランなどのメニュー開発、オリジナルブランドのオーガニック商品企画開発、販売を行う。
過去、広島ホームテレビ「E-living」 「スタイリッシュに食生活」の料理コーナーにも出演。
「二十四節気とは・・」
日本には美しい四季があります。
古の人々は、季節感を上手に暮らしの中に取り入れてきました。
その節目となる日が、昼と夜の長さが同じになる、春分と秋分。
そして、昼が最も長い夏至と、夜が最も長くなる冬至です。
この四日を太陽の位置から割り出すことにより、一年を二十四の節気に分けました。
ほぼ十五日ごとに廻る、季節の移り変わり「二十四節気」を追いながら、旬の食材の情報や簡単美味しいレシピをご紹介して参ります。