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おしゃれな平屋とは?

平屋のデザインを考える際は、色や細部の見た目を考える前に、目指す外観の方向性を決めておくことが大切です。まずは、平屋がおしゃれに見えやすい理由と、平屋における代表的なデザインスタイルを紹介します。
平屋がおしゃれに見える理由
平屋は2階建てよりも建物の高さが低いため、前面から眺めたときに全体が一度に視界へ入りやすくなります。上下に視線が動かない分、横方向への広がりが際立ち、屋根・外壁・窓・外構などの各要素が、シンプルでまとまりがあるように見えやすいのが特徴です。平屋そのものがおしゃれというよりも、建物全体のバランスを整えやすいことが、おしゃれに見える大きな要因となっています。
人気の平屋デザイン・スタイル
おしゃれな平屋を建てるには、まず「どのような雰囲気の家にしたいか」を決めるのが基本です。次に、目指す雰囲気に合ったデザインスタイルを選びましょう。平屋で代表的なデザインスタイルは、以下の4つです。
| デザインスタイル | 特徴 |
| シンプル・モダン | 直線的、装飾の少ないすっきりしたスタイル |
| ナチュラル | 木などの自然素材や明るい色を取り入れた、温かみのあるスタイル |
| 和モダン | 水平ラインによる現代的なデザインと、落ち着いた色合い・素材感の和の趣を組み合わせたスタイル |
| ホテルライク・リゾート | 大開口やテラスを取り入れ、非日常感を演出したスタイル |
軸となるスタイルを決めておくと、色選びや素材選びに統一感が生まれ、おしゃれにまとまりやすくなります。

おしゃれな平屋の外観をつくる5つのポイント

平屋の外観は、屋根・外壁・開口部・軒まわり・外構のかけ合わせで決まります。どれか一つにこだわるのではなく、トータルコーディネートの意識が必要です。ここでは、各要素のポイントをみていきましょう。
屋根形状で平屋らしいシルエットをつくる
平屋は建物の高さが抑えられている分、外観に占める屋根の割合が大きくなります。そのため、屋根のデザインが外観の印象を左右しやすいといえるでしょう。平屋でよく用いられる屋根形状は、次のとおりです。
| 屋根形状 | 特徴 |
| 片流れ屋根 | 一方向に傾斜しており、シャープでモダンな印象 |
| 切妻屋根 | 開いた本を伏せたような三角形の輪郭で、親しみやすい印象 |
| 寄棟屋根 | 四方向に傾斜しており、どっしりと落ち着きのある印象 |
| 陸屋根 | ルーフラインが水平、ミニマルでスタイリッシュな印象 |
屋根の形状は単体で考えるのではなく、建物の横幅とのバランスも意識して選びましょう。
外壁の色・素材で統一感をつくる
外壁は面積が大きいため、選ぶ色や素材によって、外観全体の印象が変わります。白は軽やかで明るい印象、グレーは落ち着いた印象、黒は重厚感のある印象を与えることが多いです。これらの色をベースにして、木目や石目などの異素材をアクセントとして組み合わせるのも効果的です。ただし、色も素材もまとまりを出すためには、それぞれ3種類までに留めることをおすすめします。
窓・玄関の配置で外観の印象を整える
窓や玄関は大きさに加え、外壁面のどこに配置するかで外観の印象が変わります。バラバラに配置するのではなく、それぞれの窓の高さや縦横のラインを揃えるだけでも、見た目がすっきり整った印象になるでしょう。
玄関ドアの色や素材も、外壁・屋根との相性を考えて選ぶのがポイントです。窓は間取りをベースに考えるのが基本ですが、配置を決めた段階で、外観デザインに合っているか今一度確認することをおすすめします。
軒・テラス・ウッドデッキで内と外をつなげる
平屋は横方向に広がる傾向にあるため、軒やテラス、ウッドデッキとの相性が良好です。例えば、軒を深めにすると、外壁に陰影と立体感が生まれやすくなります。庭に面してテラスやウッドデッキを設ければ、視線が庭へと抜けて、空間の広がりを感じられるでしょう。
室内外を一体的に見せたいのであれば、軒天は室内の天井材と、デッキの床材は室内の床材と揃えるのがポイントです。室内外がシームレスにつながれば、自然や四季を感じられる心地よい住まいになるでしょう。
外構・植栽まで含めてトータルコーディネートする
高さを抑えた平屋は上方向に視線が行かないため、庭やアプローチ、駐車場といった外構部分にも目が行きやすくなります。建物と外構のスタイルが合っていないと、統一感のないちぐはぐな外観になりかねません。
アプローチの床材やフェンスの色は、建物のスタイルと調和するものを選びましょう。アプローチ沿いや庭先に植栽を配置すれば建物が引き立ち、外観に奥行きが生まれやすくなります。建物と外構を別々に検討するのではなく、一つのデザインとして計画することが大切です。

おしゃれな平屋の間取り・内観をつくる6つのポイント

平屋のマイホームを建てるなら、外観だけでなく室内もおしゃれに仕上げたいものです。ここでは、おしゃれな平屋における間取り・内観づくりのポイントを6つ紹介します。
勾配天井・高天井で縦の広がりを演出する
2階がない平屋では、上のフロアによる制約を受けることなく、勾配天井や高天井を取り入れられます。特にLDKで採用すれば、視線が上へ抜けるようになり、面積以上の開放感を得られるでしょう。化粧梁やウッドパネルをアクセントにして上質な空間を演出したり、天窓や高窓を設置して自然光を取り込んだりするのもおすすめです。
大開口で庭とLDKをつなげる
ワンフロアの平屋はすべての居住スペースが1階にあり、庭を身近に感じやすくなります。庭に面した位置にLDKを配置し、天井まで届く大開口の窓を設けることで視線が外に抜け、実際の広さ以上のゆとりを感じられるでしょう。LDKからの見え方も意識して庭の植栽を配置すれば、美しく整った風景を室内から気軽に楽しめます。連続性をさらに高めたい場合は、LDKの床とテラスの高さを揃えるとともに、床材の素材感を合わせるのがポイントです。
中庭を中心に室内のつながりをつくる
住まいの中心に中庭を配置し、LDKや各居室から眺められるようにする間取りも、平屋のよさが活きる選択肢です。中庭を通して自然光や風を取り入れることができるので、奥行きのある平屋でも明るく開放感のある空間を演出できます。開放感とプライバシーを両立したい場合は、建物で三方を囲むコの字型や四方を囲むロの字型がおすすめです。
回遊動線と収納で生活感を抑える
室内をおしゃれに見せるには、物が散らかりにくい間取りプランも欠かせません。どれだけ素材や設備にこだわっても、生活感が出てしまっては台無しです。生活感を抑えるポイントは、動線と収納計画です。例えば玄関からシューズクローク、パントリーを通りLDKを経て、再び玄関へ戻れる回遊動線をつくれば、家事や帰宅時の動きがスムーズになり、自然な流れで片付けもはかどります。収納計画は、スペースや収納量の確保以上に、使う場所の近くにしまえるようにすることを意識しましょう。
素材・色を揃えて統一感を出す
内観も外観と同様、空間全体に統一感がなければおしゃれに見えにくくなります。まずはベースとなる色を決め、そこに木や石、タイルなどをアクセントとして加えていくと、全体がまとまりやすくなります。採用する色は外観と同じく多くても3色までに絞り、素材の種類も増やしすぎないようにしましょう。床・壁・天井・建具などの素材感や色味をある程度揃えることで、一体感を演出できます。
照明・造作・設備をアクセントとして取り入れる
内装のベースが決まったら、照明や造作、住宅設備で表情をつけていきましょう。照明は空間を引き立てる大切な要素であり、間接照明で壁や天井を照らせば陰影や立体感が生まれ、夜でも空間の広がりを演出できます。ダイニングの上にペンダントライトを配置するのも、おしゃれに見せる定番の手法です。
また、テレビボードや飾り棚を造作でつくれば、寸法も素材も空間に合わせられます。デザイン性の高いキッチンや造作洗面台を取り入れるのも、一つの方法です。これらはインテリアのアクセントとして効果的ですが、足し算しすぎるのはおすすめできません。数を絞ったほうが、一つ一つの要素を際立たせられます。

おしゃれな平屋で後悔しないための注意点

おしゃれさばかり優先した結果、暮らし始めてから不便さを感じるという事態は避けたいものです。ここでは、おしゃれな平屋づくりで気をつけたい注意点と対策を紹介します。
窓は周辺環境から位置と大きさを決める
平屋は生活空間がすべて1階にあるため、道路や隣家からの視線が室内に届きやすいという特徴があります。安心して暮らせる家にするためには、道路や隣家の位置、方角などの環境をもとに窓の配置や大きさを決めましょう。
大きな窓を設けたいのであれば、外部からの視線が入りにくいほうに向けたり、高い位置に設置したりするなど工夫が必要です。植栽やフェンスで視線を遮る方法もあります。窓は、日当たり・風通し・プライバシー・防犯性とあらゆる面で暮らしに影響します。見た目だけにこだわらず、実際の生活をイメージしながら検討しましょう。
建物・庭・駐車場の広さを土地に合わせて考える
ワンフロアの平屋は、同じ延床面積の2階建てよりも建築面積が広くなります。建物だけで敷地の多くを使ってしまうと、庭やアプローチ、駐車スペースが窮屈になってしまう可能性があります。特に、車が暮らしの足になりやすい中四国エリアでは、駐車スペースの確保を優先したいところです。来客用も含めた駐車台数を先に想定しておきましょう。土地探しの段階から、建物の広さと駐車スペース、庭やアプローチのバランスを意識することをおすすめします。
おしゃれな設備や素材はメンテナンス性も確認する
デザイン性の高い外壁材や屋根材、木材、設備などを選ぶ際は、耐久性やお手入れのしやすさもチェックしましょう。掃除や塗り替え、交換の頻度や方法は、素材によって異なります。おしゃれさとメンテナンス性を両立した素材や設備も存在しますが、比較的高価になりがちです。ただし、お手入れしやすく長持ちするので、長期的に見れば経済的なケースも少なくありません。初期費用だけで比べるのではなく、10年、20年と住み続けたときの維持費まで含めて検討するとよいでしょう。
動線と収納を優先して生活感をコントロールする
おしゃれな住まいを満喫するには、完成時だけでなく、暮らし始めてからもおしゃれな状態を保ち続けなければなりません。デザインを優先して収納を減らしてしまうと生活感が出てしまい、かえって住まいの印象を損なうおそれがあります。家事動線や帰宅動線と収納をセットで考えるとともに、使う場所の近くに収納を設け、片付けやすい環境を整えましょう。
流行よりも10年後の暮らしを見据えて選ぶ
SNSや施工事例で見たデザインを、おしゃれだからといってそのまま取り入れるのは推奨しません。まずは、自分たちの暮らしに合うかどうかを考えましょう。外壁や床、水まわり設備などの交換に費用や手間がかかる箇所は、とりわけ「長く飽きずに使い続けられるか」が判断基準になります。
子どもの成長や独立、親との同居など、家族のかたちは10年もあれば変わることが少なくありません。階段のない平屋は、こうした暮らしの変化に対応しやすい住まいですが、それも間取りに余白があってこそです。施工事例も見た目だけでなく、将来の使い方まで見据えながらチェックするようにしましょう。

おしゃれな平屋の施工事例
ここまで紹介したポイントは、実際の住まいでどのように形になっているのでしょうか。ここからは、実際に建てたおしゃれで住みやすい3つの平屋住宅を紹介します。
モノトーンが描く空間美 大理石の艶と深い色彩が共鳴する、ホテルライクな邸宅

将来を見据えて平屋を選ばれたご夫婦の住まいです。延床面積は約28坪で、全面窓から光が注ぐ開放的なLDKと、外観になじむウッドデッキが特徴です。メンテナンスコストを抑えるため、庭には土間コンクリートや人工芝など手のかからない素材を、外壁には塗り替え不要なタイルを採用しています。見た目とお手入れのしやすさを両立させた、素材選びの好例です。
事例:モノトーンが描く空間美 大理石の艶と深い色彩が共鳴する、ホテルライクな邸宅
グレートーンで魅せる平屋 クロスの使い分けを活かしたウチとソトがつながる住まい

子どもの誕生をきっかけに平屋を新築したご家族の住まいです。延床面積は約31坪で、随所に子育てと家事を両立しやすい工夫が見られます。リビングに隣接した和室は、家事をしながらの暮らしを楽にしてくれる配置です。買い物帰りにすぐ食材を片付けられるパントリーや、クーラーボックス・アウター類を見せずにしまえる玄関収納も設置し、生活感を抑えながらすっきり暮らせます。さらに、リビングとタイルデッキの高さを揃えているため、窓を開ければ室内外を一体的に広く使えるのもポイントです。
事例:グレートーンで魅せる平屋 クロスの使い分けを活かしたウチとソトがつながる住まい
「集まり」のデザイン 家族もゲストも心地よく過ごせる、和のゆとり邸宅

和の趣と現代的な機能美を組み合わせた、4人家族の和モダンの平屋です。延床面積は約32坪で、リビングに畳を採用している点が特徴です。そこから和室へとつながっており、キッチンに立っているときも奥まで見渡せます。料亭のような和紙調の壁紙や、構造梁を活かした天井、縦格子がリズムを生む壁面造作収納など、素材と造作で内観も丁寧にまとめられています。子育て期はもちろん、歳を重ねてからの暮らしも見据えた、どの世代でも暮らしやすい邸宅です。
事例:「集まり」のデザイン 家族もゲストも心地よく過ごせる、和のゆとり邸宅
おしゃれな平屋は暮らしやすさまで考えてつくろう
平屋がおしゃれに見えるのは、建物から外構まで一体的に計画しやすいためです。外観も内観も目指すスタイルを最初に決めたうえで、それに合う色や素材を組み合わせていくことで、まとまりのあるおしゃれな住まいを実現できるでしょう。あわせてメンテナンス性や将来のライフスタイルの変化にも気を配り、住みやすさもしっかり確保しましょう。
セキスイハイム中四国は、岡山・広島・山口・鳥取・島根・愛媛で平屋の住まいも数多く手がけてきました。デザイン性と住み心地を両立した平屋の住まいを叶えたい方は、セキスイハイム中四国へぜひご相談ください。
